予防接種
当院の予防接種

(公費)
- 日本脳炎ワクチン
- MR(麻しん風しん混合)ワクチン
- 2種混合ワクチン
※お子様の予防接種は予約制になります。母子手帳を持参の上、事前に来院され予約をお願いいたします。
(65歳以上の茨木市在住の方 1部公費負担)
- 成人用肺炎球菌ワクチン
※成人用肺炎球菌ワクチン予防接種は予約制になります。事前に来院され予約を お願いいたします。
インフルエンザワクチン
2022年度のインフルエンザワクチン接種は終了しました。
予防接種の目的
予防接種は、細菌やウイルスなどの病原体からつくったワクチン(抗原物質)を接種することによって免疫をつけ、その病気になりにくくし、また、たとえその病気になったとしても重症化しにくく済むように行われます。ほかに、感染症の流行を阻止する(集団免疫)という目的もあります。予防接種は「自分のため、そして周りの方々への感染拡大を防ぐため」に受けることをおすすめします。
ワクチンの効果
ワクチンは、感染症の原因となる各種の細菌やウイルスの病原性を弱めたり、また、それらを無毒化したりしてつくられます。これを注入することによって、体内に抗体(病原体と結合し、それを体内から除去するように働くたんぱく分子)をつくらせ、当該感染症に罹りにくくし、また重症化を防ぎます。
当院で行っている
予防接種
インフルエンザワクチン
インフルエンザの感染予防には、「マスクの着用」「手洗いの励行」「適度な湿度の保持」「十分な休養」「バランスのとれた栄養摂取」がポイントになります。そしてもう一つ、インフルエンザを予防する効果的な手段に、流行前のワクチン接種があります。
インフルエンザウイルスは毎年少しずつ性質を変え、異なるタイプが流行するので、それに対抗するために、予防接種も毎年行う必要があります。
インフルエンザワクチンは、接種してから効果が出るまでに約2週間かかり、その効果は約5ヶ月間持続します。日本では、インフルエンザが例年12月~翌3月頃に流行することを考えると、望ましくは毎年12月中旬頃までに接種しましょう。
成人用肺炎球菌ワクチン
肺炎は、がん、心臓病に続いて、日本人の死亡原因の第3位を占めています。高齢者や糖尿病などの基礎疾患を持っている方などは肺炎に罹りやすく、しかも治りにくく重症化しやすい傾向がありますので、特に注意を要します。
肺炎を予防するために出来ることの一つに、肺炎球菌ワクチンの接種があります。
肺炎の原因菌で最も多いとみられるのは、肺炎球菌です(成人の肺炎の20~40%は、この菌が原因と言われます)。肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、また罹患した際にも重症化を防ぎます。
※接種後5年以内に再接種を行うと、注射部位の痛みが強く出るケースがありますので、再接種を希望される方は、5年以上の間隔を空けてください。
MRワクチン
風しん予防の際は、できれば風しん単独ワクチンではなく、MR(麻しん・風しん混合)ワクチンをお勧めいたします。風しんワクチン未接種の方や1回だけの方(現在は2回接種が基本)では、麻しんワクチンの接種回数も不十分で、麻しんに対する免疫も弱いことが多いからです。なお、たとえ実際には罹ったことのある方が接種しても、3回以上接種しても、何ら問題は生じません。
日本脳炎ワクチン
日本脳炎の予防が期待できます。3歳で1回目、4週あけて2回目の接種をし、追加免疫として、2回目から約1年後に3回目、9~13歳未満の間に1回の計4回の接種が推奨されています。副反応としては、接種部位が赤く腫れることがあります。また極めて稀ですが、けいれん、アナフィラキシー、急性散在性脳脊髄炎が起きることもあります。
2種混合ワクチン
2種混合(ジフテリア破傷風混合トキソイド:DT)ワクチンはジフテリアと破傷風を予防するのが目的です。
ジフテリアと破傷風の第1期の予防接種として4種混合(DPT-IPV)ワクチンまたは3種混合(DPT)ワクチンを接種した人に第2期の予防接種として、1回接種します。第1期の予防接種は1歳時に接種しますが、最後に接種してから10年程度で効果が弱まるためこのDTワクチンは11歳時に接種することが望ましいとされています。